天満

日々の思うこと、あったことなんだり書いていくブログ

「電源配線」を考える

前回からの続きとして、電源配線を中心に書いていきます。
あくまで、私の主観です。
今回のポイントは3つです

  • 電流
  • ノイズ

これさえ気をつければ、どうにかなるはず...

1.「電流」
電源があり、その先に機能する回路を置けば、電圧差が生まれて電流が流れます。
この電流が使用する線によって異なり、その限界値を超えた場合は発熱などを起こします。
この限界値は「許容電流」と呼ばれています。

許容電流値は一般的に線の断面積が大きくなれば、大きくなります。
それは、「ジュールの法則」さえ考えれば、すっきりするので忘れている方はググって下さい。

 

2.「ノイズ」
ノイズなんてと馬鹿にしていると、意外と痛い目見ます(見ました)
電源の配線は回路にもよりますが、ほかの箇所より電流値が高いです(回路内の電流値が合算するイメージ)
至極単純に考えると、電流値が高いほど、先からでるノイズは他の回路に影響を与えやすくなります。
逆もまたしかりで、他のノイズ元からノイズを拾ってしまい、せっかくのきれいな電源が汚されることもあります。


その対策としては次の二点があります。
・シールド線を使用する
・ノイズ源から距離を離す

 

ノイズが相当ひどくなければ、これで切り抜けます。

回路内での通信以上が多い、アンプなどの音を扱うなどの場合は特に注意しましょう。

 

3.「色」
会社でいろんな人を見ていると、繋がっていれば良いと言ってすべて同じ色の配線を使用したりしている人を見ますが、絶対にやめましょう。
配線の色は保守性を上げるとともに、配線ミスによる回路の故障を確実に防げます。
この電源はこの色、この信号線はこの色など、事前にルールを決めれば悲しいことは起きにくくなります。

ここまで、書いてみて電源配線は他に与える影響が大きく、また注意することも基礎的な事が多く、ここだけ気をつければどうにかなる気もします。
次のテーマは信号配線、今回の注意事項に加えて信号独特の特性に注意する必要が出てきます。
では、また来週